チューリップと並んでオランダを象徴するのが風車。ただしこの風車、今ではオランダ中どこでも見られるものではなくなってしまいました。干拓時代のオランダでは、国土の4分の1が海抜1万メートル以下にあることから排水の動力として風車が大活躍。1870年頃まではオランダ全土に1万基以上あったそうです。しかし20世紀に入ると排水ディーゼルポンプが普及し、風車はその役割を終えて次々と取り壊されていったのでした。
そんな風車が今でも5基並び、また、アムステルダムから電車で20分とアクセスも便利なのが、ザーンセ・スカンス(Zaanse Schans)です。
今では観光用に保存されているに過ぎませんが、運河沿いに立ち並ぶ姿はとても「オランダ」的で趣があります。運河ではボートを練習する人の姿も見られました。
こちらは菜の花と風車。チューリップであればよりオランダムードあったかもしれません。
この地方に伝統的な緑の板壁と白い窓枠の家々も彩りを添えていました。
ザーンセ・スカンスも約6年半前の2002年12月に3ヶ月の貧乏旅行の途中で立ち寄って以来の再訪。とても懐かしかったです。ただ天気が悪かったのが残念・・・、きっと青空の下ではもっと映えたと思います。
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